【アイルランドで造られた?世界最初の蒸留酒】

ウイスキー フォアローゼズ アーリータイムズ
1171年、イングランドのヘンリー2世の軍隊がアイルランドに侵攻した際、その地の住人たちが『大麦の蒸留酒』を飲んでいたという記録が残っています。
この蒸留酒はゲール語で【命の水】を意味する『ウスケボー』と呼ばれていました。
ウイスキー ケンタッキー州 テネシー州
現在ウイスキーの定義は、『穀物を発酵・蒸留したうえ、樽で熟成させて造られた酒』。
当時アイルランドの住人たちが飲んでいた『ウスケボー』は、穀物である『大麦』を使って造られた蒸留酒。
樽で熟成されていたかどうかは不明ですが、それでも現在飲まれている『ウイスキー』の元祖と言われている事に、意義は無いでしょう。
ウイスキー バーボン 

ちなみにこの『ウスケボー』と言う言葉が変化し、現在の『ウイスキー』の語源になったと言われています。

ウイスキー ケンタッキー州

【蒸留酒】

ウイスキー 
お酒は大きく分けて【醸造酒】と【蒸留酒】さらに【混成酒】とに分けられます。
ウイスキー 
【醸造酒】とは、果物や穀類を原料としてこれを発酵させたものの事。
代表的なものに『ワイン』『ビール』『清酒』等があります。
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【蒸留酒】とは、【醸造酒】をさらに蒸留してアルコール分を濃縮したものの事。
代表的なものに『ブランデー』『ウイスキー』『焼酎』等があります。
ウイスキー バーボン
【混成酒】とは、【醸造酒】や【蒸留酒】に草根木皮や果実などの香味を移して造ったものや、それらを混合して糖分を加えたものの事。
【蒸留酒】をベースに果実系のものを加えたキュラソーなどの『リキュール類』や【醸造酒】をベースにした『ヴェルモット』などがそれです。
ウイスキー 

【液体の沸騰する温度差を利用した蒸留酒】

ウイスキー 
【醸造酒】を『蒸留』して造られる【蒸留酒】ですが、実際はどのような理屈で造られるのでしょうか?
そもそも『蒸留』とはどういうことなのでしょうか?
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海抜0メートルの状態で、水は摂氏100度で、エチルアルコールは摂氏78.5度で沸騰します。
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【醸造酒】を火にかけ、水は沸騰しないがアルコールは沸騰するという温度に温めると、アルコールは蒸気となって蒸発します。
この蒸気を集めて冷却することにより、この蒸気はより強いアルコールの液体に戻ります。
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このように液体の沸騰する温度差を利用して行うこの作業を『蒸留』と言い、これから得られたアルコール度数の高い液体を【蒸留酒】と言う、という訳なのです。

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【大西洋を渡って】

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